ネット銀行の登録メールアドレスにGmailを使っても大丈夫かな…?
フリーメールはセキュリティが低くて、不正送金されるリスクがあるから使っちゃダメだよ!
近年、ネットバンキングによる不正送金の被害件数は年々増えており、金融庁も注意喚起を行っています。
その発生原因は主に、銀行に登録しているメールアドレスに届くフィッシングメールによる詐欺なんです。
不正送金の被害に遭わないように、
この記事では、銀行の登録メールアドレスにGmail(フリーメール)を使うリスクと銀行口座の登録用に適したメールアドレスをご紹介します。
銀行用メールアドレスにおすすめのサーバー
あいり(この記事を書いた人)
- 元米国サイバーセキュリティー会社員
- 営業職・エンジニアなどを経験して独立
- 普段はただのアメリカ在住の2児の母親
本ブログでは、個人でできるセキュリティー対策を「小学生にも分かるように…」をモットーに執筆中。
銀行用メールアドレスにGmailはダメ?
– フリーメールアドレスを使うリスク –
銀行口座に登録するメールアドレスに、Gmailなどのフリーメールを使うのは絶対にやめましょう。
なぜならセキュリティが弱いため、不正アクセスされたり、フィッシング詐欺のメールが届きやすいリスクがあるからです。
実際に各銀行でも、安全面の理由からフリーメールアドレスでの登録をすすめていません。
Q. 登録するメールアドレスがフリーアドレスでも口座開設は可能ですか。
A. 無料で利用できるフリーアドレスを使って口座開設をすることも可能です。
セブン銀行公式サイトより
ただし、メールアドレスが第三者に再利用される可能性があるため、フリーアドレス以外のメールアドレスを登録することをおすすめしております。
安全性を確保するためにも、フリーアドレス以外のメールアドレスを使用し、口座開設をお願いいたします。
フィッシング詐欺とは?
フィッシング詐欺とは、実在する銀行やクレジットカード会社をかたり、偽のメールやSMSで偽のサイトに誘導して、IDやパスワードを盗み取る手口です。
IDやパスワードを盗まれると、カンタンに銀行の預貯金を盗まれてしまうよ(不正送金)
しかも厄介なことに、フィッシング詐欺で使われる偽サイトは、正規サイトと見分けることはとても困難です。
- 電子メールやSMSに記載されているリンクはクリックしない
- パソコンやスマートフォンを安全に保つ
- 携帯電話会社などが提供するセキュリティ設定を活用する
- IDパスワードの使いまわしはしない
- ワンタイムパスワード等を活用する
参考:警察庁 フィッシング対策
が挙げられていますが、一番大切なのは、
フィッシング詐欺のメールが届かない
セキュリティの高いメールアドレスを作る
ことです。
セキュリティが高いメールサーバーを使えば、迷惑メール対策がされているので、フィッシング詐欺メールが届きにくくなります。
フリーメールのときはよく届いてたんだけど、有料メールにしたら全く届かなくなったよ!
銀行用メールアドレスには有料メールアドレスがおすすめ!
銀行用メールアドレスには、セキュリティの高い有料のメールアドレスを使いましょう。
有料メールアドレスとは、サーバー代を払って利用できる独自ドメインのメールアドレスのことです。
独自ドメインとは@(アットマーク)以降のこと。自分で好きなように取得することができます。
@(アットマーク)以前の部分も用途に合わせ、無限に作成可能です。
- bank@…(銀行用)
- magazine@…(メルマガ用)
- work@…(仕事用)
- online-shopping@…(オンラインショッピング用)
- info@…(その他)
仕事用、銀行用など使い分けができるから便利だよ
有料のメールサーバーには、アンチウィルス、高性能スパムフィルタ、通信の暗号化、なりすまし・不正メール制御とセキュリティ対策がしっかりされています。
エックスサーバーの例
たとえば、みなさんが使っているフリーメール「Gmail」。迷惑メールや詐欺まがいのメールが頻繁に届きますよね。
フリーメールはタダで使えるがゆえ、セキュリティ対策はほぼされていません
だから個人情報や機密情報が漏れやすいよ!
また、サービスを提供している会社に依存するので、突然メールアドレスが使えなくなってしまうリスクもあります。
- 無料で使える
- プライバシー保護が不十分
- 迷惑・スパムメールが届きやすい
- サポートがない
- サービスが終了したら突然使えなくなる
- セキュリティーが高い
- 迷惑・スパムメールが届きにくい
- 一生使える
- (ビジネス面で)信頼性が上がる
- 維持費がかかる
有料メールアドレスではセキュリティーが高く、どの場面でも一生使えるので、銀行の登録メールアドレスにおすすめです。
有料メールアドレス作成の必要な費用
銀行用にセキュリティーが高いメールアドレスを作る場合、ドメイン取得の費用とレンタルメールサーバーの費用がかかります。
ドメイン取得費用
1,000円前後/年(※レンタルサーバーで永久無料でついてくることもあり)
メールサーバー
500円〜/月
と言っても見ての通り、負担になるほどのコストでもありません。
レンタルサーバーによっては、契約特典として独自ドメインが永久無料でついてくるプランもありますので、実際はサーバー代のみというのがほとんどです。
ビジネスをしている方は、メールアドレスの維持費は経費として申告ができるよ
銀行用におすすめのセキュリティの高いメールサーバー
銀行用におすすめのセキュリティの高いメールサーバーをご紹介します。
メールサーバーの選び方
メールアドレスを作るのに必要なメールサーバーの選び方は、下記4つのポイントを押さえておけばOK。
- セキュリティー(※重視)
アンチウィルス、スパムフィルターが付いているか - 料金
高すぎないか(月額1,000円以上は高い) - サービス
サポートが充実してるか(24時間対応など) - 使いやすさ
スマホやメールアプリに送受信設定ができるか
メールアドレスは長期的に利用するものなので、維持費を抑えるという点で価格重視で選ぶことは大切です。
ただし、価格だけを重視しすぎるとセキュリティーが甘い会社も存在します。
使い勝手の悪い会社とかもあるからね…!
なるべく価格(維持費)を抑えた上で、セキュリティー対策がしっかりなされている、かつ大手の顧客満足度の高いメールサーバー会社を探すのがカギになります。
セキュリティ重視のメールサーバー3選!
上記の条件を満たした、セキュリティを重視したおすすめのメールサーバーはこちら。
- エックスサーバー(※おすすめ)
- ConoHa
- シン・レンタルサーバー
サーバー名 | シン・レンタルサーバー | エックスサーバー | ConoHa Wing |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 50%OFFの539円 (1/8まで) | 50%OFFの495円 (2/4まで) | 55%OFFの643円 |
メモリ | 8GB〜 | 8GB〜 | 8GB〜 |
容量 | 300GB〜 | 500GB〜 | 300GB〜 |
メールアカウント作成数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メーリングリスト | ○ | ○ | ○ |
メールマガジン | ○ | ○ | × |
アンチウイルス | ○ | ○ | ○ |
スパムフィルター | ○ | ○ | ○ |
通信暗号化 (POP, SMTP, IMAP over SSL) | ○ | ○ | △ (SSLは追加オプション) |
メール転送 | ○ | ○ | ○ |
メール自動返信 | ○ | ○ | ○ |
サポート | 電話・メール | 電話・メール・チャット | 電話・メール・チャット |
支払い方法 | ・クレジットカード ・コンビニ払い ・銀行振込 | ・銀行振込 ・ペイジー ・翌月後払い ・コンビニ払い | ・クレジットカード・クレジットカード ・銀行振込 ・Amazon Pay ・Paypal ・コンビニ払い |
独自ドメイン永久無料特典 | なし | あり | あり |
公式サイト | www.shin-server.jp | www.xserver.ne.jp | www.conoha.jp |
クーポンページ | 割引クーポン適用 ↑ここから申し込むと50%OFFが適用されます | 割引クーポン適用 ↑ここから申し込むと50%OFFが適用されます | 割引クーポン適用 ↑ここから申し込むと55%OFFが適用されます |
スペック的にはほぼ同じですが、わたし的におすすめなのは国内利用率No.1の「エックスサーバー」です
サーバーと言ったらエックスサーバー
というほど業界最大手。
シェア率が高いので、エックスサーバーを選んでおけばまず間違いはないです
エックスサーバーに備わっているメールの機能はこちら
アンチウィルス、高性能スパムフィルタ、通信の暗号化、なりすまし・不正メール制御とセキュリティ対策がしっかりされています。
わからないことがあったら24時間チャットで聞けるよ!
銀行用メールアドレスの作り方【有料メール】
それでは実際に、銀行用メールアドレスを作成していきましょう!
- レンタルメールサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- メールアドレスを作成する
ここでのメールサーバーは私も使ってるエックスサーバーでの手順をご紹介しますね!
\カンタン1分でメール作成/
↑上リンクから申込むと50%OFFクーポンが適用されます↑
①レンタルメールサーバーを契約する
エックスサーバー公式ページ(xserver.ne.jp)から、「お申し込み」をクリックします。
※キャンペーンを実施している場合は、キャンペーンのバナーからお申し込みください。
「10日間無料お試し!新規お申込み」をクリックします。
\今なら50%OFFで使える/
サーバーのプランなどを選択します。
- サーバーID:
そのままでも変更してもどっちでもOK! - プラン:
個人でメールアドレスを作る場合は「スタンダード」プランで十分です。
参考として、Gmailは容量15GBまで無料で使えます。 - WordPressクイックスタート:
今回はメールアドレスを作成するのが目的なので「利用する」のチェックは外します。
メールアドレス、パスワード、登録区分、名前、フリガナを入力します。
登録区分:
日本で登記がある場合は「法人」、それ以外は「個人」を選択します。
郵便番号、住所、電話番号を入力し、利用規約に同意します。全て入力したら「次へ進む」をクリックします。
先ほど入力したメールアドレスに確認コードが届きます。
確認コードを入力して、「次へ進む」をクリックします。
申込内容を確認し、「この内容で申し込みをする」をクリックして完了です。
サーバー設定完了のメールが届いたら、料金支払いをしていきます。
私の場合、サーバー設定完了メールはすぐに来たけど、数時間かかる場合もあるよ!
サーバーにログインし、管理画面の右上の方にある「料金支払い」をクリックします。
対象サーバーにチェックを入れ、契約期間を選択して「支払方法を選択する」をクリックします。
長期契約するほど、月々の料金が安くなります。
メールは長期で使うものなので、12ヶ月がおすすめです!
支払い金額を確認し、支払い方法の選択をします。
「決算画面へ進む」をクリックして支払いの設定をします。
②独自ドメインを取得する
次に、独自ドメインを取得していきます。
エックスサーバーでは独自ドメインが永久無料だよ!
エックスサーバーのトップページ左の「各種特典のお申し込み」から取得申請をしていきます。
「この特典を利用する」をクリックします。
区分は「新規取得」、ドメイン名に取得したい独自ドメインを入力して「検索する」をクリックします。
- 短く・わかりやすいドメイン名にする
- 名前や会社名を入れる
例:名前、イニシャル、職種(design, programerなど)
私はブランド名を作ってその名前をドメイン名にしたよ!
希望するドメインを検索すると、取得の可否の一覧が出てきます。
希望するドメインが取得できるようだったら「選択したドメインの特典申請をする」をクリックします。
独自ドメインの取得はこれで完了です。
次は実際にメールアドレスを作ってみましょう!
③メールアドレスを作成する
ログイン後のトップページから、「サーバー管理」をクリックします。
「メールアカウント設定」をクリックします。
ドメイン選択画面で、先ほど取得したドメインを選択します。
メールアカウント追加のタブをクリックし、希望するメールアドレス(@以前)、希望するパスワードを入力して「確認画面に進む」をクリックします。
※容量は後からでも変更可能です。
- bank@…(銀行用)
- magazine@…(メルマガ用)
- work@…(仕事用)
- online-shopping@…(オンラインショッピング用)
- info@…(その他)
入力画面を確認して、「追加する」をクリックして完了です。
メールアドレスを複数作りたい場合は、上記の手順を繰り返して作成してしてみてね!
作成したメールをスマホやPCメールソフト、Gmailで送受信したい場合は、以下の手順を参考にしてみてください。
ネット銀行の不正送金による被害を防ぐために…
– 有料メールアドレス+αでできること –
セキュリティが高い有料メールアドレスを利用することで、フィッシング詐欺はほぼ防げますが、
よりセキュリティを強化したい方は以下の3つも+αとして対策してみてください。
- ネット銀行の利用状況の通知機能を有効にする
- 心当たりのないメールは開かない
- 二段階認証を利用する
①ネット銀行の利用状況の通知機能を有効にする
- ログインした時
- パスワードを変更した時
- 送金した時など
ネット銀行にアクセスした時/取引したときにメールに通知が来るように設定しておきましょう。
身に覚えがない取引の通知が来た場合は、すぐに金融機関で確認することができます。
②心当たりのないメールは開かない
「個人情報の確認」など銀行からの不審なメールアドレスは絶対に開かないようにしましょう。
銀行がIDやパスワードなどの個人情報をメールで問い合わせることはありません。
メールに記載されているWebサイトも偽サイトの可能性が高いので、クリックしないように注意しましょう。
有料のメールサーバーを使ってれば、このようなメールはほぼ来ないけどね!
③二段階認証を利用する
銀行が推奨している二段階認証を利用しましょう。
ネット銀行にログインする際に、ワンタイムパスワードが登録のメールアドレスに送信されます。
誰かが不正ログインをしようとした場合、メールで知ることができるので未然に不正アクセス・不正送金の被害を防ぐことができます。
銀行用におすすめのメールアドレスまとめ
本記事では、おすすめの銀行用メールアドレスをご紹介しました。
- 銀行に登録するメールアドレスは
有料メールアドレスがベスト。 - セキュリティの高いおすすめサーバーは「エックスサーバー」
- 有料メールアドレス+αのセキュリティ対策
- ネット銀行の利用状況の通知機能を有効にする
- 心当たりのないメールは開かない
- 二段階認証を利用する
メールアドレスは一度作り、銀行に登録してしまうと、後で変更しようとしても手間がかかります。
あとで後悔しないために、この機会に一生使えるセキュリティの高いメールアドレスでネット銀行に登録しましょう!